電磁波レーダ法
電磁波レーダ法とは
コンクリート内部に電磁波を照射し、その反射波を解析することで、鉄筋や配管などの位置や深さを非破壊で調査する技術です。構造物を損傷することなく内部の状況を把握できるため、穿孔や切断前の事前確認として広く用いられています。
電磁波レーダ法の特徴
- コンクリート約600mmまでの探査が可能 ※機種、条件による
- 空隙やクラック、豆板等の検出が可能
- 大掛かりな設備が不要
- その場での波形確認が可能
測定原理
電磁波レーダ法は、アンテナからコンクリート内部へ電磁波を発信し、異なる材質の境界で反射して戻ってくる波を受信・解析します。鉄筋や空洞、配管などの電気的性質(比誘電率)が異なる物質との反射波が検出され、その反射時間から深さを推定します。内部距離計と反射時間をもとに、コンクリート内部の位置関係を断面画像として可視化します。
留意事項
コンクリートの材令や含水状態、表面状態によって測定精度が変動します。また、鉄筋等の埋設物が密集、または重なっている場合は、判別が難しくなることがあります。そのため、必要に応じて他の調査手法と併用し、総合的に判断することが重要です。