電磁誘導法
電磁誘導法とは
電磁誘導法とは、コンクリート中の鉄筋に電磁場を作用させ、その反応を測定することで鉄筋の位置やかぶり厚さを推定する非破壊の探査技術です。鉄筋などの磁性体を高精度に測定、施工前の位置確認やかぶり厚さの把握に活用されます。
電磁誘導法の特徴
- 鉄筋までの距離(かぶり厚さ)の測定精度が高い
- 空隙やクラックの影響を受けない
- 鉄筋径の測定が可能
測定原理
電磁誘導法は、ファラデーの電磁誘導の法則を応用した技術です。探査機のコイルに交流電流を流すと磁束が発生し、コンクリート内部の鉄筋などの金属に作用して渦電流が生じます。この渦電流が鉄筋から二次的な磁場を発生させ、探査機の受信コイルでその磁場を検知します。検出された磁場の強さや変化から、鉄筋の位置、かぶり厚さ、鉄筋径まで推定します。
留意事項
空洞や塩ビ管などの非磁性体の検出ができません。探査深度が比較的浅く、鉄筋が密集している場合や複数層に配置されている場合は、個々の判別が難しくなることがあります。